決定的証拠 村田氏が去って数日後、コスモメイト長崎支部のごみ箱の中から、村田氏自筆の二通の手紙のコピーが発見された。なかなか見事な筆跡でしたためられたその二通の手紙は「丘叡」なる人物に宛てられたものだが、その内容は「分派活動の現状を知らせる」ことと「対マスコミ策動の支援を請う」ことの二点が骨子になっている。皮肉にも、村田氏がコスモメイトで展開してきた背信行為と分派行為を裏付ける決定的な証拠となるものなので、一部抜粋して紹介する。
「丘叡大人
同志村田久聴拝
さて、FAXいただきありがとうございます。しかし、二枚目が不着ですので、よろしくお願いいたします。
組合が立ち上がり、女性陣の立ち上がりまで時間をつなげる予定です。何から何までお世話になりますが、今後ともご指導賜りますよう改めてお願い申し上げます。また連絡します」
「丘叡大兄
村田久聴拝
ご連絡いただき有難うございます。具体的なお手配の速さに感謝申し上げます。
さて、記者との打ち合わせは拙宅で行ないたいと思います。二月十六日、A・午前10月30分、B・午後三時―どちらかをお選びください。
※ 午後二時は拙宅より、貴兄ご指示のA社長にK君とともに電話を入れます。十七日にコスモメイトの組合(極秘)が立ち上がり、要求書を深見氏に手渡す予定。これが実際に実行されれば、まず仰天するはずです。カメラマンを待機できるといいんですが・・・・・・。
お願い
※ 社旗をお立てにならぬよう(車の場合)、丘叡大兄から記者諸氏へのご連絡をお願い申し上げます。有難うございました。
(追)組合の立ち上がりの日時がズレる可能性もあり微妙な段階です」
この手紙によれば、二月十六日にマスコミの記者と接触する予定になっているわけだから、まだコスモメイト在職中、正確にいえば顧問であったときからこのような分派活動を活発に展開し、コスモメイトを深見青山氏の信用失墜を画策していたということである。
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